神奈川県中郡二宮町 徳富蘇峰記念館 公式ホームページ

休館日

毎週月曜日と下記特別休館日
(月曜が祝日の場合は開館し、翌平日休館)

開館時間

10:00~16:00

入館料

一般 500円
高校・大学生 400円
障がい者手帳お持ちの方 400円
(スマホ手帳等の提示でも可)
*団体割引 (10名様以上)
       1割引き(450円)
*駐車場 園内3台・無料

特別休館日

*冬期休館日
*夏期休館日

※施設内全面禁煙です。



くまモン来館
         (2013.2.10)
 

 

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手紙ってアートだ!!展

2014年の特別展示

 

 

『手紙ってアートだ!!』展 

 

  同時開催:「日本画の中のかわいい動物・生き物コレクション」展

 

会期:2014年1月7日(火)~12月7日(日)

 

 

本年の特別展では、これまでと少し趣向を変え、書簡が持つ独特の“美”や“風合い” “アート性”に焦点を当てました。
「手紙はアートである」という切り口で、書家をはじめ、政治家、軍人、実業家、芸術家、文筆家、ジャーナリズム関係者など、各界を代表する筆の達人たちからの書簡を展示いたします。
伊藤博文からラストエンペラー・愛新覚羅溥儀まで、能書家は手紙をどう記したのか・・・是非一度ご覧ください。

 

 展示目録(PDF)はこちらから>>  

 
夏目漱石書簡


  

展示書簡  
 

 
 


岡倉天心からの手紙

明治36年ロンドンで発刊された自著『The Ideals of the East』を一冊蘇峰に進呈するのでお読みいただきたいといった内容の手紙です。書簡の中に書き込まれた本の英文タイトル名が斜めになりながら、漢字の文字と混ざり合っています。封筒は日本美術院のものを使用しています。
 


 

九条武子からの手紙

徳富蘇峰と深い交友のあった大谷光瑞の妹・九条武子からの手紙では赤い便箋と封筒を使用した華麗な筆遣いを見ていただけます。大正の三大美女と称された武子の、まさにアートな手紙といえるのではないでしょうか。
 

 
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  夏目漱石 森鴎外 岡本かの子 九条武子 北村西望
  黒田長成 池部三山  釈宗演  岡倉天心 新島八重
  棟方志功 吉田初三郎  川田順  大石順教  池部釣
  愛新覚羅溥儀 伊藤博文  児玉源太郎 松岡洋右 秋山真之 
  中曽根康弘 小泉又次郎 原三渓 中村不折  比田井天来 
  日下部鳴鶴 黒田長成      

 
  

展示美術品 「日本画の中のかわいい動物・生き物コレクション」展

 

野沢如洋画「駿馬」

日本画や墨絵を愛した蘇峰のコレクションを紹介いたします。蘇峰は多くの作家に画賛を求められたました。蘇峰の賛が入ることで画の値段が格段に上がったというのがその理由ですが、そうした依頼にも丁寧に応えることで蒐集品も増えたようです。そのコレクションの中から、今回は「動物」「生き物」が登場するかわいい日本画展を特集いたしました。
今年が午年ということもあり、馬の絵も複数展示しております。その”毛色”の違いにもご注目いただければと思います。


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  木村百木 「馬上御尊影」

   詳細不明 「船頭船上図」
    松岡映丘 「馬上佳人」

   詳細不明 「猛禽の図」

   吉川朝衣 「やぎ飼い」    松岡映丘 「馬上佳人」
    福田眉仙 「鶴」    平福百穂 「牛」
   吉川朝衣 「秋肥兎」    吉川朝衣 「鳩と水仙」
    吉川朝衣 「桜と山鳥」    福田眉仙 「鶏」
    山元桜月 「雛」   平福百穂 「白梅と鶯」
    平福百穂 「富士山松鶴図」   平福百穂 「松陰」
 

 山元桜月 「葡萄畑」

  野沢如洋 「猿公」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

企画展示

 

『著名人が記した色紙・色紙絵展』 

 

明治・大正・昭和の三代、70年以上の長きにわたりジャーナリズムの第一線で活躍した徳富蘇峰は、生涯に広範な交友関係を築きました。政治家や軍人、官僚、芸術家、運動家などで、今回はその交友の一端を示す色紙・色紙絵を一堂に展示いたします。教科書で学ぶ歴史上の人物たちが、どのような筆を振るい色紙に向かったのか。ぜひこの機会にお楽しみください。

会期   平成26年4月22日(火)~12月7日(日)

展示色紙(全15点)
吉田松陰・松方正義・犬養毅・土井晩翠・尾崎行雄
大倉喜八郎・頭山満・東條英機・下田歌子・平福百穂
浜田庄司・棟方志功・中曽根康弘 

 

 

 


東条英機が記した色紙
「正勤王事是眞」
昭和13年盛夏
 

 

 

『各界名士が書いた年賀状展』

 

年の初めに届く年賀状。おそらく蘇峰もその便りを心待ちにしていたのではないでしょうか。
現代のように住所も文面も自由に印刷できる時代とは異なり、一通一通自らの筆で記した年賀状には、新しい年を迎える喜び、緊張感を感じます。さまざまな分野で活躍した名士の思いがこめられた賀状を17通展示いたしました。
 
 
会期   平成26年1月7日(火)~4月13日(日)

展示年賀状:(全17点)

・淡島寒月 (1859-1926) [作家・画家・古物蒐集家]
・久保田米僊(1852-1906) [画家]
・小川芋銭 (1868-1938) [画家・俳人]
・明石元二郎(1864-1919) [陸軍軍人]
・吉野作造 (1878-1933) [政治学者・思想家]
・坪内逍遥 (1859-1935) [小説家・翻訳家・劇作家]
・杉村楚人冠(1872-1945) [新聞記者・随筆家・俳人]
・正力松太郎(1885-1969) [新聞経営者・政治家]
・陸羯南  (1857-1907) [新聞経営者・政治評論家]
・志賀重昂 (1864-1929) [地理学者・評論家・政治家]
・徳冨蘆花 (1868-1927) [小説家]
・高浜虚子 (1874-1959) [俳人・小説家]
・八重樫東香(1904-1943) [徳富蘇峰の秘書]
・千葉胤明 (1864-1953) [歌人]
・池袋清風 (1847-1900) [歌人]
・添田壽一 (1864-1929) [財政家・実業家]
・新島襄  (1843-1890) [宗教家・教育者]
 
 



久保田米遷の年賀状
明治32年1月3日付




明石元二郎の年賀状